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京都のお盆 ≪六道まいり≫

京都のこと

京都のお盆は、8月に入るとまず、あの世におられるお精霊さん(ご先祖様)を
お迎えに行くことから始まります。

平安時代、六道珍皇寺のあたりは、
六道の辻と呼ばれた京の東の葬送の地であり、冥界への入口とされたことから、
お精霊さんが、お盆にここを通って帰ってくると信じられていました。
そのことから、半兵衛麸のある東山周辺では、六道珍皇寺へお迎えにまいります。
これを「六道まいり」といいます。

毎年、8月7日~8月10日の「六道まいり」の期間中、
多くの人が訪れ「迎え鐘」をつきます。
この鐘の響きは、10万億土の冥土まで届くと言われ、
お精霊さんはこの音で、この世に呼び寄せられます。
ご先祖様の法名を書いた水塔婆に槇の葉で水をかけ供養し、
お精霊さんがのりうつった、槇の枝を持ち帰ることによって、
家までお連れするという流れです。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
規模を縮小して実施されているそうです。

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