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こだわり特集18:京都のお盆
 

 京都のお盆 

お盆は、正式名称「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。
京都のお盆は、8月に入るとまず、
お精霊さん(おしょらいさん)を迎えに行くことから始まります。
 
その昔、平安京の中に墓地を作ることの出来なかったため、 死者は周囲の野に埋葬されました。
東は鳥辺野(とりべの)、北は紫野、西は化野(あだしの)といわれる所です。
野におられるご先祖さまが鳥辺野なら、 その入り口近くにある、六道さん(珍皇寺)にお迎えにいくのです。
  >六道まいり

六道まいりの期間中(8月7日~10日)の、多くの人が訪れ、「迎え鐘」をつきます。
この鐘の響きは10万億土の冥土まで届くといい、
お精霊さんはこの音で、この世に呼び寄せられます。
ご先祖さまの法名を書いた水塔婆を槙の葉で水をかけ供養し、
その槇をもって帰るとお精霊さんが槇にのって家に帰るといわれています。

こうして帰ってこられたご先祖さまは13日まで、
井戸等の涼しいところで待っててもらい、
家内を清め仏壇をきれいにし、
13日から16日までその家の献立の精進料理のお膳を供えします。

精進料理

生臭さを慎み、出汁は昆布だけで
ゆばや京麸、こいもや、おなす、ずいきにアラメやぜんまいなど、
夏野菜の煮物などで精進料理を作ります。
お精進のお膳の献立はその家によって違っているようですが、
13日は、お迎えだんご、
14日は、おはぎ、
15日は、白むしのおこわ、
16日は、白玉の送り団子
は、決まっています。

16日、アラメの黒い茹で汁を門口に撒くと
お精霊さんはこの世に未練を残さずに浄土に帰ると伝えられています。


お盆の最後の16日、
嵐山 渡月橋の東詰より桂川に精霊送りの灯籠が流されます。
あかあかと燃える五山の送り火と、
流れゆく灯籠とともに
お精霊さんは十万億土の向こうへ帰られて、
京都の夏は終わりをつげるのです。

護摩木